世界遺産、熊野を舞台とした、極上のキャンプとカヌーの自然旅

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ファーストクラスのアウトドア…“なみまくら”

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親子自然体験、参加費一日500円!?

親子自然体験、参加費一日500円!?

「親子自然体験、参加費一日500円!」そんな夏休みイベントの告知チラシを見つけました。内容は林業系のプログラム(上の写真は関係ないよ)。よく知られた講師(インタープリター)のお名前が前面に出ており、自然解説、ウォーキング、クラフトなどが含まれる模様。そんなもん、500円でできるわけがない。

この講師、インタープリターさんとは3年前にお会いしたことがあり、こうおっしゃっていました。
「わしらは林業から観光を意識して村を盛り上げる」
「そのためにはわしらが観光で飯を食えなあかんねん」
「(ご高齢につき)わしらの後継者を育てなあかんねん」

そんな方のお名前が前面に出る「夏休み自然体験」、500円で売ったら自らの首を絞めることになります。自然体験、解説、インタープリターの“正価”を何故うたわない!?周囲で新たな林業観光、新規プログラムで「本気で」取り掛かっている村もあるのに、なぜそんなことをするのか?

500円、ワンコインというのは「予約」を確約させる金額。実質は無料でもかまわないイベントであると判断できます。何故そんなマネジメント運営が可能なのか・・・というと、ここには補助金、助成金のカラクリが見え隠れします。講師さんはもちろん、きちんとした人件費を発生させてもらっているのでしょう。

国の補助金、助成金を使って消費者に還元している。そういう見方で500円の自然体験を正当化する考えもあるでしょう。ですがいつまでそれが続けれますか?そんな構造で親子自然体験はマーケットになりますか?大変悶々としてしまいました。

そりゃこれだけ補助金、助成金を食い物にすれば、国のお金はなくなります。親子自然体験も消費の流れにのみこまれるでしょう。今年の夏休み、もしかしたらこんな価格破壊的な親子自然体験が続出してくるのかもしれません。消費者のあなたはうれしい?どうぞご利用してください、あなたのご子息が将来払って返す税金ですから。





コメント(5) | トラックバック(1) |2010年7月15日 06:23

お誂えのカヌー旅ファーストクラスのアウトドアなみまくら

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コメント

まったくこういうのは何とかして欲しいですね。
行政だけじゃなく、民間のアウトフィッターだって自らの首をしめるような安値をつける傾向があるというのに(気持ちは分からないではありませんが)、その上に助成金補助金がこんな形で使われたら、ツーリズムにとっては完全に「トドメ」になりますね。

Ryuさんへ

先日はありがとうございました。
さて。
まさにツーリズムにとって「トドメ」の話、実はこういった自然体験はまだ、かわいいものかもしれません。昨年来、国の補助金・助成金を活用した「あるはずのないバス運行と料金設定」で走るバスなども出現中。淡路島へ行って帰って●千円とか。
いわゆる前政権から続く緊急経済対策が、いろんなジャンルで健全な競走を妨げている気がします。


商売には原価は付き物
一度下げると値段は上げるタイミングが難しい。
シーズン物は良いけど通年事業は必ず身銭を切ることになります。
商売は難しいです、先生方の有るべき姿に誘導されてはいけないと思います。後はホッタラカシですから。

藤本さんへ

コメント感謝です。なかなかキビシイお言葉。そのとうりですね。
今回は原価を補助金、助成金で補ってしまう恐ろしさです。
ホッタラカシのあと、補助金要請するんでしょうけど
そんなもん、出されてたまるか!

価格破壊の弊害を知らない人はいないと思うんですけどね、このご時世。
ホントに藤本さんのおっしゃるとおり、あとのことを考えていない連中の尻馬にのっちゃいけませんね。

親子自然体験、参加費一日500円!?