世界遺産、熊野を舞台とした、極上のキャンプとカヌーの自然旅 ファーストクラスのアウトドア…“なみまくら”
青石畳通りと有形登録文化財、美保館
友人の草ちゃんルミちゃんが挙式を上げた、美保関、美保の松原にある美保館です。雨に濡れると青色に輝くという青石畳通りをはさんで、両方二棟が国の有形登録文化財になっております。この唐破風のカッコええこと・・・素敵な佇まいです。
現在の正面通りは海岸線にあり、港との境界は車による交通体系が中心です。だからビュンビュン車は走りすぎ、歴史的に多くの観光客が通過したことでしょう。美保の松原は昭和40年〜60年ごろ、団体旅行のピークを迎えたはずです。そして斜陽・・・
その表通りの発展・衰退の裏側に、石畳が丁寧に残されていたのでしょう。これは古来からあるフネの交通体系に基づいた生活の道でした。美保神社は舟運の神様ですもの。そして今、この手を入れなかった(舗装しなかった、改築しなかった)石畳や木造家屋が注目されるわけです。よく残してくれたものです。
こんな素敵な船小屋も石畳(港)のうえに鎮座しています。フネが中心の暮らしを思い巡らすことができます。茅葺屋根もそうなのですが、保全する、再評価するタイミングというのには絶妙なものがあるのだと、改めて教えられます。これが“ええもん”として認められず、消失してしまったら、日本は本当につまらなくなってしまうでしょう。
美保関方面に足を伸ばされた折、この青石畳通りと有形登録文化財、美保館周辺、ぶらぶらされることをおススメします。
●関連リンク
・「美保館」
Tweet
| トラックバック(0) |2010年6月22日 06:33
トラックバック
http://asobo.xsrv.jp/mt/mt-tb.cgi/703