世界遺産、熊野を舞台とした、極上のキャンプとカヌーの自然旅

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ファーストクラスのアウトドア…“なみまくら”

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体験プログラム、着地型観光商品の作り方、その3

体験プログラム、着地型観光商品の作り方、その3

体験プログラム、着地型観光商品の作り方、その3最終回です。これまでの「1」、「2」を読み返していただくと、さもあたりまえの準備、業務で「体験が作れる」ことお分かりいただけたと思います。実はここまでのステップで「体験」はほぼ完成しています。

レギュレーションだけでも確立すれば、ある意味あとは品揃えを整えるだけなのですね。昔の例(各省庁がお好きな・・・)で言えば「和歌山ほんまもん体験」社団法人和歌山県観光連盟さんなどが有名です。最近では、「オンパク - 別府八湯温泉泊覧会」NPO法人ハットウ・オンパクさんあたりが注目です。

つまりレギュレーションがあり、高度なCMSシステムによるネット発信で着地型旅行商品(体験プログラム)による地域振興は、案外簡単に形作ることができます。しかし・・・うえに上げた二つの事例をよく観察してください。確かに地域の魅力を伝えていますし、お金が地域に還流しはじめるでしょう・・・しかし・・・。

体験プログラム、着地型観光商品をさらに顧客密着し、リピーター(地域のファン)を育成するにはさらに下記の項目について導入をお勧めします。これも比較的簡単なお話です。

【事務局業務の拡大】
●利用者アンケートとフィードバック
●体験の背景説明の充実、歴史ストーリーなどの発信
●関連土産品の開発
●利用者と地域の関係者との交流、複数の提供者による歓談の場設定
●日報などのブログ発信(内部も含め情報公開システムとする)

【体験の高度化】
●ブリーフィング、ガイディングの質的向上
●フィードバックの回収と公開 
●人的負担状況の把握、情報共有
●プログラム組み合わせ、セットパッケージの開発
●ステップアップ、新プログラムの開発(高付加価値、高単価化)
●定期的な危機管理訓練の実施 ほか

これら以外にも“やっておいて損のないこと”は沢山ありますが、業務コンテンツとして代表的なものはこんなかんじでしょう。作り上げたものを、利用者に愛されながら、いかに高めていく、そしていかに収入を得ていくか、ここからが本番といえるでしょう。

さて・・・当方では次の地平をめざしております。まあ、「なみまくら」自体もこの延長にあるのですが、ツアーデザインとか、参加者が自らの旅を構築し、そのプロセスが自然と地域のまちづくりに関連する・・・そんな感じでしょうか。私の考える「地域とともにある新しい旅」のあり方について、また改めてご紹介していきますね。

●関連エントリー
「体験プログラム、着地型観光商品の作り方、その2」
「体験プログラム、着地型観光商品の作り方、その1」
「バカタイケン(着地型プログラム)が増えるワケ」
「沈脱レッスン、体験では終わらせない」
「着地型商品イコール、体験ではない!」
「300人を超える体験カヌーの失敗」
「字幕スーパーと体験プログラム」
「体験における負のスパイラル」
「トホホなフィッシングショー」
「何でも知ってる博士を出すな!」
「08予測1:体験の増加とサービス低下」




コメント(4) | トラックバック(0) |2010年5月25日 06:30

お誂えのカヌー旅ファーストクラスのアウトドアなみまくら

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コメント

素晴らしい連載、ありがとうございました。

着地型に限らず、実はツアー商品を起ち上げて催行すること自体は、そんなに難しいことじゃないんですよね。

問題はその先にありますね。
安易な商品は、結局自分や業界全体の首を絞めることになると思います。
僕も心してかからなくては。

Ryuさんへ
お褒めに預かり感謝です。
読み返してみて・・・パート1で書きました
【注意事項】
●体験プログラム至上主義のアホ大学のセンセ、ツーリストの言いなりにならない。
●もともと無いものを、突然作らない。
●ネットで露出すれば売れます!といったバカの意見を聞かない。
●助成金や補助金目当てで、年度末に近づいてあわてて作らない。

うむ。やはりこれが肝心かと。
私らサプライヤーも含めてツアーデザイン。
これを楽しみつつ、高い次元を求めつつ・・・でしょうか?


> 読み返してみて・・・パート1で書きました
> (中略)
> うむ。やはりこれが肝心かと。

ですねぇ。
で、こういうのが多いんですよね……。

目に見えない商品、手に取ってみるわけに行かない商品だからこそ、細かく作り込まなきゃイカンと思います。
修行します。

ネットで告知すれば売れます!


これねぇ、ついつい言っちゃうんですよ、私。
ある意味正解なんですが、地域の方の理解度を考えると、簡単に言ってはいけない言葉。
この類の発言をしそうになる時・・・ものすごく注意が必要です。
私も修行します。


体験プログラム、着地型観光商品の作り方、その3