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着地型商品イコール、体験ではない!

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体験プログラム、バカタイケンを否定するシリーズです。無思慮な体験プログラム、観光メニューの開発が地域の特性と合致しないものとして提供されたり、もしくは、体験という仕組みが記号として消費されることから、タイケン以降の継続が求められなくなるといったことを書いてきました。

今回は体験と着地型商品、着地型ビジネスの混同についてお話します。今日、着地型商品、着地型ビジネスという言葉を、自治体やまちづくり団体が良く使います。「で、その着地型商品をわが町でもつくって・・・」と、こう来るわけで、そのラインナップを見ると体験プログラムだったりするのです。

そもそも着地型商品というのは、旅行会社による業界用語です。ツアー、パックが代表的な発地型商品であり、それと対照的に呼ばれるのが着地型(受け地型と・・・昔は言った)商品。旅行会社の分社化などを背景として、販売サイドの収益性だけではなく、受け入れ地側(地方支店)でも何がしかの収益を得るために・・・そうして生まれた言葉ですね。

翻ってみると、都市中心部の企業(旅行会社)が利益を吸い上げる構造ではなく、訪問先、旅先である現地、地方の観光産業、もしくは既存のまちの産業などに利益を還流すべき・・・そういう風に解釈されるべきです。ですので観光ボランティアガイドや、語り部さん、地場産業に関わる方々との交流もこれに含まれます。旅館やホテルによる独自マーケティングも含まれるでしょう。

着地型観光とか、着地型ビジネス・・・そもそも、思い切り“商売”的な言葉である点は、ある程度経済優先にしておかないと人々を巻き込むことができないのでやむをえない部分かもしれません。しかし多くの方が、この言葉の概念をすっ飛ばして「着地型商品=体験プログラム」と勘違いしている例が目立ちます。

ハナから体験は商品であり、今はそのタイケンが受けるので・・・要はいつまでも「体験、タイケン」という言葉を使っていても大人気ないので、少々カッコいい言葉を捜してみたら・・・ありましたよ着地型。そういうことではないでしょうか?恐らくその程度の解釈ですね。こんな風に提供される体験は、どこまで行ってもバカタイケンにしかならないと思います(NHKの田口風)。

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| トラックバック(6) |2009年3月17日 06:20

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