世界遺産、熊野を舞台とした、極上のキャンプとカヌーの自然旅

世界遺産、熊野を舞台とした、極上のキャンプとカヌーの自然旅
ファーストクラスのアウトドア…“なみまくら”

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お取り寄せと、地産地消と、

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地域ブランド形成による産業振興というセオリーがあり、いわゆる地産地消というスローガンとともに各地で展開されています。昨日は「泉州寒づくりの宴」という土地のお酒と郷土料理を楽しむというパーティーに出席し、泉州、岸和田のお料理を満喫しました。たまりませんな、こりゃ

こういった地域産品を、地域住民が改めて認識する機会というのが重要な気がします。少し前の私なら、珍しい郷土料理やローカル文化を見つけたらすぐに“商品化しましょう!”、“商標登録して知的所有権を確保しましょう”、“ガンガン発信して流通を拡大しましょう!”と声を荒立てていました。

そして今、反省するわけです。日本全国どこにいても「お取り寄せ」で、著名なブランド品が手に入る現実が気持ち悪くなってきました。消費流通は北海道産の○○も、泉州の○○も、大阪市内で注文すれば、その送料は100円、200円しか変わらない現実ですね。北海道からの運送コストは(ま、二酸化炭素排出もね)どこに行ってしまったのか?

そんなわけで、その土地に行って食べるという希少性のほうが付加価値がダンゼン高いと思うし、何よりその地域での消費がともなっったうえでの地域ブランドの方が、産業継続性においても強いはずです。食べたければ、わざわざ行く。これは大切な旅のモチベーションですね。

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地域ブランドにするための露出、テレビタレント(テレ東)に食べさせて一喜一憂する様子や、増産のための大規模加工施設の設置が前提となり、大変“重たい”開発になる・・・そこまでして「お取り寄せ」というレールをめざす必要はないでしょう。柔軟に考えるべきですね。

地域ブランドの成功とか失敗とか・・・ビジネスモデルだとかそういう次元に引き出されるのは、おかしなものですわ。そこにずぅーっとあるものを土地のものが美味しく食べる。どうしても食べたい人は、お金を払ってわざわざ食べに来る。その構造を、永く続ける大切さ。あたりまえですが、これが地産地消なのでしょうね。

●食文化の保全関連エントリー
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 ○「黒滝村で串こんにゃくを立ち食いせよ」
 ○「上北山村の和佐又山ヒュッテ、トチノキ食堂でキノコうどん」
 ○「有機野菜の元気が、まちの元気につながる綾町」
 ○「知られざる真鍋島 走りみこし味付のり」
 ○「いか飯コロッケに思うGWの道の駅」
 ○「熊野市紀和町でキジ(日本雉)を追う!」
 ○「岸和田でワタリガニ、ネブト、ジャコ、アナゴ」
 ○「まち歩き京都、せんべいの種?」
 ○「天然ウナギでまちづくりは可能か?」
 ○「おみやげに北山村のじゃばらドリンク」




コメント(4) | トラックバック(4) |2009年2月21日 09:02

お誂えのカヌー旅ファーストクラスのアウトドアなみまくら

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コメント

僕もここ二、三年、地産地消と流通のバランスの落としどころをどこら辺に据えればいいのか、ずっと考え続けてるんですよ。

一般流通業的な常識からすれば、世界中のものがネット上でポチッとするだけで宅配されるのが便利に決まってますが、わたなべさんのおっしゃるように、ツーリズム的には「その土地ならでは、その土地だけで」という価値が美味しいし、何よりも運送について回るエネルギー削減も時代の要請だし。

と、ずいぶん悩んでおります。

わたなべさんはご存じかと思いますが、4年前に拙ブログで地産地消を書いたときに見つけた資料をここに貼っておきますね。
http://www.jri.co.jp/thinktank/sohatsu/article/2003/01/08.html
やっぱり日本人は罪の大きさをもう少し自覚すべきだろうなぁと思いますよねぇ……。

Ryuさんへ

フードマイレージのご紹介ありがとうございます。ネット上でポチと、私も実は頻繁にお取り寄せをしているわけで、実はあまり偉そうには言えないんですね。都市生活者の求める利便性というのはフォースの暗黒面のようで、気持ちのいいものです。その気持ちよさの、さらに気持ちいいものとして、ツーリズム上の地産地消を位置づけるべきか?

ツーリズムや地域側の頑張りが必要で、食料自給率の向上にも深く関わってくるムーブメントになればいいのですが、まあ、そう簡単にはいきませんね。オーストラリアから運んできた小麦でうどん食っているわけですし。じゃあ、オーストラリアにうどん食べにいくか?

でも、それほどこの考えは捨てたものではなく取り組みは始まっています。たとえば香川県が讃岐うどんのための小麦を作り始めているわけで、「アーやっぱりそれなら香川へ」となりますね。さらにUJIターンの方や、すばらしい技術を持った個人(シェフ)などが、ポーンと、農家レストランを出展すれば、その土地の地産地消が進んじゃうこともあり、これらが実現することもありますね。宮崎県の綾町は有機野菜作りからはじまり、農家レストランの出店が増加しています。コレは逆のパターン。

景気の減退や食べものへの安心を求める流れから、そういった方向性が生まれてくることを願いつつ、私ら都市生活者も、暗黒面を飛び越えて、そういう地方をエコひいきするべきなのでしょうね。


僕もぜんぜん偉そうに言えません。
なんせオーストラリア製、NZ製のものを日本に売るオンライン・バッタ屋を長年やってきたわけですし、今度は新しいプロジェクトでそれをもっと拡大しようとしているわけでして(^^;

ただ、「しょーがねーだろ、それが資本主義だ」と居直らずに、落としどころに悩みつつやっていきたいと思います。
居直っちゃったら、暗黒面を飛び越えることが出来なくなっちゃいますもんね。


香川のウドンが全部香川の小麦で出来るようになったら、素晴らしいですよねぇ。
あ、生唾が(^^;

居直らず、どんな消費を選択するかですね。いやーむつかしい。高付加価値を厳しく求める・・・そんなお金があるわけではないのですけどね個人的に。

でもまあ、香川産の小麦で作った讃岐うどんは食べることができまする。あ、生唾が

お取り寄せと、地産地消と、