世界遺産、熊野を舞台とした、極上のキャンプとカヌーの自然旅

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熊野川、北山川上流部と一本ダタラ

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いずれ書かねばならぬと決めておりました、一本ダタラ。熊野、北山川流域にかかわりの深い妖怪です。薬師堂と言うか、祠に近い一本ダタラに関する史跡を、上北山の教育委員会の方に教えていただきました。伯母峯トンネルを超えたあたりです。

“師走の20日、伯母峯を越すと背に竹の生えし義経の馬出で來ると人恐れし如く”一本ダタラ伝説は史実にも残っているとのことで、その怒りを静めるために薬師堂が安置されたとのこと、それよりくわしくは分かりません。こういうものが現存していることも、実は知りませんでした。

北山川流域に、一本ダタラ伝説は残っていると聞きます。諸説あるのですが、ダタラはタタラで「もののけ姫」にでてくるタタラのイメージと重なりますね。踏鞴士。ふいごが必要なお仕事…鉱業との関わりが暗示されます。好むと好まざると、鉱業に従事した方々の姿という説にリアリティーを感じます。

熊野における山漁村の暮らしとして、鉱業は重要な産業であったことは事実です。過酷な労働の背景に、力の弱いものが“むりから”陥れられた悲劇もあったに違いありません。それは決して、近世における在日朝鮮人だけの話ではなく、連綿と引き続けられた搾取の構造なのでしょう。

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薬師堂はおそらく、非常に幅広い意味での一本ダタラのために、建立されたものと学びました。




| トラックバック(1) |2008年10月26日 15:51

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