世界遺産、熊野を舞台とした、極上のキャンプとカヌーの自然旅

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ファーストクラスのアウトドア…“なみまくら”

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熊野層群と日高川層群、境目の景観

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熊野川(北山川)を田戸の瀞峡からスタートするカヌーツーリングコース。関西方面では大変ポピュラーなプログラムで、実際に経験された方も多いでしょう。カヌーでなくとも、熊野交通のウォータージェット船で観光された方も多いはず。1928年(昭和3年)に天然記念物に指定された「瀞八丁(どろはっちょう)」の不思議で神々しい景観が楽しめます。

スタート直後の瀞八丁…巨大なゴルジュの壁はしばらくすると「突然消え去り」、豊かな天然林と人工林による景観が続きます。そしてまた、木津呂の集落を越えたあたりからまたもやゴルジュの景観が復活します。バリエーション豊かな景色…もちろんそれが魅力なのですが…。

実はこの変化、約1億年前の白亜紀に形成された日高川層群(瀞八丁・ゴルジュ)に対して、後の1400万年前に積った“やわらかい”熊野層群との境目なんですね。その上を長い時間をかけて、熊野川が貫いてしまったわけです。水面からはっきり確認できます。

熊野層群が降り積もっている間にも造山活動は活発で、マグマは噴出。熊野酸性岩類という台地も隆起します。これは「柱状節理」や古座の「一枚岩」、「ボタン岩」といった奇岩で知られる古座川弧状岩脈と同じもグループです。酸性岩類は三重県熊野市の下にも居座っています(写真)。

これらの層群が形成される時間的な差は、なんと8600万年ということになります。ものすごい時間の差…これをわずか3時間程度のカヌーツーリングで味わえちゃうのです。地質学的にアウトドアを楽しむのも、なかなかお勉強になります。熊野川カヌー、アウトドアの魅力のひとつ、1億年の地層の変化。ぜひご一緒しませんか?




| トラックバック(2) |2008年5月20日 12:42

お誂えのカヌー旅ファーストクラスのアウトドアなみまくら

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