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エコツーリズム推進法 もっとしっかり!

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4月より施行されるエコツーリズム推進法。気がついたらパブリックコメント募集が終わっていました。今になって拙ブログにて発信するのも卑怯な感じがしますが、「自然環境の保全に配慮しながら、地域の創意工夫を生かしたエコツーリズムに関する総合的な枠組みを定めたエコツーリズム推進法(!)」の施行規則(案)を読んで、ちょっと踏み込んでみます。

省令によると、特定自然観光資源を指定し、利用に関する制限を設定するのは環境大臣によって認可された市町村となるようです。そして、それらを推進運営するのは協議会制が望ましいと…出た!協議会。まあ、ここまでは分かりますが、協議会には私たちのようなアウトドア事業者はもちろん、マスツーリズムのみなさんも参入できるわけでしょう。過去エントリーをご参照ください。

さて、現状の日本で実施されているエコツアー…はたしてそれらが本当にエコツーリズムなのか?という疑念が当事者である私にはあります。結果的にエコツーリズムという名称を冠することになるかもしれませんが、特定自然観光資源の“消費”にすぎない事業、事例が多数く見受けられるのです。

沖縄県、北海道の特定地域が代表的ですが、観光・地域経済振興の美辞麗句に隠れ、踏みにじられている自然環境のいかに多いことか…?体験カヌーに100人単位で参加する修学旅行などによる、周辺生態系へのインパクトを想像してください。

“協議会”に参加しさえすれば、独自のルール設定が可能。これは結構な話ですが、ビジターズ産業振興を優先する結果、あまりにも無思慮なルールを作ってしまうかもしれません…「熱烈歓迎!体験修学旅行!(笑)」。誰でも、いくらでも参入することができる協議会であるのなら、守られるべき特定自然環境資源はあっという間に消費、消失することにつながります。

本来、隣接する宿泊施設なども、大量廃棄物と汚染が心配される大規模ホテルを敬遠して、民宿や民泊・農泊を推薦する…とか、かなり具体的な計画が期待されます。このままでは結局、環境消費が進むうえに、地域外の企業がお金持っていく例に陥りませんか?

さて、財源の乏しい市町村は冷静な判断ができるでしょうか?その前に統括する国が、もっと厳格なレギュレーションを定めるべきです。エコツーリズム推進法の施行規制(案)、もっと練っていただきたいところです。

●環境省「エコツーリズム推進法の施行規制(案)」

●【関連記事(本ブログ)】
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| トラックバック(1) |2008年3月13日 06:28

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