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08予測4:子ども農山漁村交流プロジェクトを活かせるか

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本年度よりスタートする「子ども農山漁村交流プロジェクト」と、アウトドア関係、自然体験関連事業者がどのように関わるべきか、そのメリットと可能性を要約します。「子ども農山漁村交流プロジェクト」の詳細、課題については下記の【子ども農山漁村交流プロジェクト関連エントリー】を参考にしてください。

さて、農山漁村での自然体験・交流が主軸であり、農泊を推奨する「子ども農山漁村交流プロジェクト」。一見してアウトドアとの関連性が見えにくいかもしれませんが、小学5年生が対象で7日間(3泊4日〜?)という長期宿泊体験活動…最終的に日本中の小学生(5年で120万人実施)が目標といった特殊性から以下の関わり方が指摘できます。

1)アウトドア、自然体験が組み込まれることに…
農業、畜産業、林業、水産業の体験学習が中心ですが、4日〜7日間という長期間におよぶため、アクティビティーとしてアウトドア、自然体験による抑揚が不可欠です。ただし、一般的な大人対象の参加費体系は高額すぎるため、金額とキャパシティーの調整が必要。現実的にはハイキングや釣り、川あそび、ビーチクリーンといった間口の広いプログラムの販売が予測できます。

2)安全計画立案・管理業務を受託する方向性
農村へのバラマキとも指摘される「子ども農山漁村交流プロジェクト」。突然の状況整備で安全管理面において不備が目立ちます。バディーシップ、個別ガイドによる点呼・健康状態確認などアウトドア事業者が通常行っている安全哲学と管理手法を導入することで事故軽減が可能。実施マニュアルや危機管理マニュアル作成と情報開示は実施自治体にとって、競合施設との差別化要素にもなります。

3)コーディネイトを手がける方向性
小学校の学習課題など、参加者ニーズに対応した7日間のプログラム全体を構築することも、教育旅行に堪能なアウトドア事業者ならできるはずです。導入の結団式、グループ構成、無理のないタイムテーブル、安全管理、教科別のプログラム構成、事前事後のフィールドノート作成、エンディング、報告書など実施自治体を強力にサポートできるでしょう。

4)地域社会への貢献
「子ども農山漁村交流プロジェクト」への協力(ビジネス参加)を通じて、地域資源を生かした次世代育成という社会貢献につながります。さらに、実施自治体との信頼関係を構築することでアウトドア事業者の業務への理解を深め、副次的なビジネスへと広がる可能性も存分にあります。

「子ども農山漁村交流プロジェクト」推進にむけて、次の学習指導要領にも自然体験や長期宿泊体験活動の重要性が盛り込まれるもの(前後逆?)と推測できます。少なくとも5年という実験段階において、税金で修学旅行が実施されるわけで、このチャンスを活かさない手はありません。「子ども農山漁村交流プロジェクト」は今年の大きなトレンド!アウトドア関連、自然体験関連事業者による果敢な挑戦に期待しています。


●2008年予測:関連エントリー
08予測1:「体験」の増加とサービス低下
08予測2:アウトドア危機管理による社会貢献の道
08予測3:訪日外国人観光客増加に期待
08予測4:子ども農山漁村交流プロジェクトを活かせるか
08予測5:メタボ解消のアウトドアにむけて
08予測6:エコツーリズム推進法は追い風か
08予測7:アウトドア2008年予測のまとめ

【子ども農山漁村交流プロジェクト関連エントリー】
●「ふるさと子ども夢学校」になっても募る不安08.07.21
●子ども農山漁村交流、無許可農泊の課題08.03.05
●子ども農山漁村交流…危機管理を深めてみる08.02.06
●食育と食品衛生法の気になる関係08.01.23
●子ども農山漁村交流プロジェクトを活かせるか08.01.05
●修学旅行市場から見た場合07.12.06
●長期宿泊体験活動に期待されるもの07.11.20
●子どもの自然体験におけるリスク07.11.02
●子ども農山漁村交流プロジェクト続報07.09.22
●「子ども農山漁村交流プロジェクト」いやな予感07.09.03

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| トラックバック(17) |2008年1月 5日 09:51

お誂えのカヌー旅ファーストクラスのアウトドアなみまくら

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