世界遺産、熊野を舞台とした、極上のキャンプとカヌーの自然旅

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ファーストクラスのアウトドア…“なみまくら”

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江戸の日本は観光先進国だった

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ちょっと以前に読んだ本のレビューになりますが、「やじきた道中 てれすこ」を観たので書きたくなりました。「“きよのさん”と歩く 江戸六百里」(著:金森敦子 バジリコ株式会社)です。

「…てれすこ」でもネタ元になっているのではないか?と勝手に考えてしまうこのハードカバー…なかなか面白いですよ。観光関連に関わりのあるみなさんの、ご購読をお勧めします。羽州鶴岡の豪商の奥様“きよの”が、日光、江戸、伊勢、京都、大坂へと旅する大旅行の記録を史実を元に解説したもので、観光としての「江戸藩邸の見学」をはじめ「遊郭見物」、「意外に一般的だった関所抜け」、「お買い物」、「ご当地グルメ旅」を楽しむ様子が、著者の冷静な客観視の下、緻密に紹介されています。

ここには、御師(おんし)や熊野比丘尼、講といった、今日の旅行代理店などのビジターズインダストリーを想起させる存在や、観光地で購入したものをすばやく自宅に配達できるシステム、銀、金の両替システム、旅の記録のシステムなど今日の観光に“かなり近い”サービスを発見することができるのです。

また、カヌー乗りの私どもが日ごろ慣れ親しんでいる“増水時の川越”が旅人にとって、きわめて困難な障壁であった事実も、大変新鮮です。「…てれすこ」も、もうちょっとこれらのリアリティーを汲み取って表現してもらうと、もっと面白くなったかもしれません。次回作に期待。

江戸時代後期の日本は「観光先進国」であったという、“現実”を実感させてくれる一冊です。

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| トラックバック(2) |2007年11月14日 17:40

お誂えのカヌー旅ファーストクラスのアウトドアなみまくら

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