世界遺産、熊野を舞台とした、極上のキャンプとカヌーの自然旅

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ファーストクラスのアウトドア…“なみまくら”

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わかる人にはわかる書き方で

報道映像「NEWS EYE」(TBS)

個人的見解のエントリーです。念のため。

今回の事故は“地元ゲレンデ”を熟知している方が、やってはいけない「無謀なチャレンジ」をしてしまった結果ではないかと思います。事故後もハイドローリックに延々つかまっているフネの状況を見ると、堰堤(決行前に目視しているはず)の状態は「No!」のサインだったのではないかと思います。

ハイドローリックというのは…縦型などの強烈な渦巻きが、垂直に近い岩や人工物の下流側に発生する状態。底に近いほうは下流に水が流れますが、ほとんどの強い流れが上流に反転しており、流れてきたものはそこに止められる場所です。カヌー、カヤックに乗って経験をつむと「ストッパー」などといって、個々人のスキルに応じた逃げ方で退避すべき場所です。今回の状態はわかり易い堰堤で起こっているわけで、「つかまる…(かも)」という状態が予測できたはず…では?

この(かも?)が、何がしかの理由で(かも?)(かもくないかも?)(かもかも?)(いけるかも?)…またしても無残な結果が残ってしまいました。

さらに、二次的な問題として。

報道で「バランスを崩した」と、原因について紋切り型に、しかも一斉に表現しているところに、カヌー、カヤックに関する社会的な認識不足を強く感じる、そんな事件です。映像を見ればわかるように、バランスを崩してあんなことにはなりません。警察が「バランスを崩して転覆(転覆も勘弁してほしいのですが)」と説明すれば、オウム返しのように同形容で、なんのためらいもなくそのまま報道する。
まるでカヌーそのものが、不安定な乗り物だからと決めてかかるような表現になっていることに残念感は一層増すわけです。バランスを崩して起こった事故ではありません。予測、判断に関わる事故です。おそらく。

これで「カヤックはバランスを崩せば、増水で死ぬことがある」と認識する人が増えるかもしれません。まあ、文字通り読めばその通りなのですが、「増水する時にカヤックをしたら死ぬ恐れがある」ことのほうが優先です。




| トラックバック(0) |2007年9月 8日 23:40

お誂えのカヌー旅ファーストクラスのアウトドアなみまくら

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