世界遺産、熊野を舞台とした、極上のキャンプとカヌーの自然旅

世界遺産、熊野を舞台とした、極上のキャンプとカヌーの自然旅
ファーストクラスのアウトドア…“なみまくら”

熊野川の小鷹網漁

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熊野川一帯、それも熊野市紀和町には伝統漁法として「小鷹網漁」が残っています。アユを対象としたものなのですが、ちょっと変わっております。

川の流水に設置する、いわゆる「刺し網」のやや短いものを、ここぞと思うアユが泳いでいるポイントへ投げ込み、ゆっくりと引っ張りあげて捕獲するというもので、空中に広がった網が左右いっぱいに膨らんだ様子が、鷹が両翼を広げたように見えるためにその名がついたものと思われます。

「なんで刺し網を広げて投げるのか?」という点は、正直よくわかりません。刺し網を設置するのが定番ではあるが、アユの場合、簗などの設置が一般的。しかしこれは複雑な漁業権のシステムのなかで、それなりの既得権益を持っていないと設置できません。だから刺し網を投げる?というのも合点がいきません。だって、それなら投網の方が合理的でしょう。

刺し網のサイズで投げることによる何がしかのメリットがあるようです。同じ伝統的な漁法が、和歌山、奈良両県にはさまれた紀ノ川にもあると聞きます。この珍しい、伝統漁法「小鷹網漁」に挑戦できる“体験プログラム”が紀和町の入鹿温泉瀞流荘で準備されていましたが、今年の回は終了しました。「川えび採り体験」は定期的に実施されているので、それもまた一興という方はチャレンジされてみてはいかがでしょう?

伝統漁法はもちろん、川の漁師さんの生業には大きな変化が見られます。観光漁業へのシフトチェンジがすべて有効とは決していえませんが、伝統的な生活文化を少しでも継承、保全していくという意味では大きな価値があると思います。漁業組合さんとも調整していただいて、この「小鷹網漁」をもっと発信していくべきではないでしょうか?

●「川えび採り体験」
●入鹿温泉瀞流荘

そういえば、紀和町の火祭りが来週末の9/8(土)に延期されていました。なかなか風情のある川原の花火です。




コメント(2) |2007年8月29日 08:41

お誂えのカヌー旅ファーストクラスのアウトドアなみまくら

コメント

鑑札を受ければ私でも小鷹網を使えますか

よろしく

コメントありがとうございます。
小鷹網漁はやはり地域の伝統漁法。
鑑札があればOKというモノではないと思います。実際「できる方」も、少ないとうかがっています。
「瀞流荘」に問いあわせをされてみてはいかがでしょうか?


熊野川の小鷹網漁